子どもを待たせるということ
先日、放課後児童支援員認定資格研修というものを受けてきました。
ざっくり説明すると、小学校が終わったあとの学童クラブで働くためのスキルを身につけましょうというもの。
今まで学童クラブで働く方は、保育士資格や教員免許など、どれか持っていればいいですよという感じだったようです。(私は学童経験がないので詳しくわかりませんが。)
今後は全員がこの研修を受講して同じ意識持って働きましょうねというもの(なのかな)。
学童クラブではこの資格を持った指導員が2人以上いないといけない、というようになるそうです。
内容については省略します。今回伝えたいことは研修中に講師の話で疑問に思ったこと。
そのクラブでは5時に帰りの会をするので4時45分に片付けの声かけをします。
1年生のある女の子は1分で片付け終わり、一番前の席に座っていい子に待っています。
3年生の男の子はいつまでもふざけていて片付けを始めず、指導員に何度も注意されて4時59分に席につきました。
指導員は「早く終わって待っていた子もいるんだから遅くなってごめんねって言いな。」と3年生の子に伝えました。
果たして待たせてごめんねを言うのは3年生の子なのでしょうか?
私は待たせたのは指導員のほうだと思いました。3年生の子は片付けに14分かかっていますが5時の帰りの会には間に合っています。例えば友人と5時に駅で待ち合わせしたとして、4時45分私が早く到着した。友人は4時59分に到着した。友人は遅刻していません。こいつ、15分も待たせやがったなんて思いません。(笑)
指導員は早く終わって待っている子に対して絵本を読んであげるなり、手遊びをするなりしていれば、楽しく15分間を過ごせたのではないかと思います。
小学生の事例ですが、家庭での乳幼児でもちょっと待っててねの間に家事をしながら歌をうたってあげたり、お気に入りのおもちゃを渡してあげたりするだけで子どもの気持ちも緩和されるのではないでしょうか。ちょっとそれますが、電車の中などでぐずった時、子どもはハンカチ1枚でいくらでも楽しめます。どっちの手に隠したかとか、いないいないばぁとか。私は仕事中、常にポケットに小さな指人形を1つ入れています。泣いた子がいたらさっと出して指人形と会話するだけで子どもの顔がすっと変わりますよ。
待たせなくてはいけない場面てたくさんあると思います。その時間を有意義に使うことで子どもの気持ちをコントロールできるので、いろいろ試してみるといいですね。
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